卒乳しちゃう?(1)

夜中に目がさめて泣いているえーるにおっぱいをあげた。
数日前から引いている風邪。
鼻づまりがひどいせいでおっぱいが吸えないようで。
口にくわえて眠ることができず。
ぷッとおっぱいを離して眠りについていた。


今年に入って少しずつ少しずつ授乳の回数を減らしてきた。
昼間の授乳もお昼ご飯と夕飯の間。
15時に1回。
夜も1回。多くて2回。
するとおなかがすくのか離乳食を食べる量が増えてきた。
足らないと泣いて催促する始末。



そろそろおっぱい卒業できるかな?と15時の授乳をしながら思い、
試しにその日の夜の授乳をやめてみた。


体調も良くないし、ぐずるようならおっぱいにしよう、と思っていた。
朝まで数回泣いて起きたもののすぐに私の上にのぼりなおしてきて
そのまます〜っと寝付いていた。




…朝までおっぱいなし(°□°;)




本当は一歳を迎えてから断乳なり卒乳が理想みたいなんだけど…。
特別おっぱいに執着していない今がベストな気がすると思って、
私も寂しいがおっぱいを卒業させてみることにした。



授乳回数も減らしていたせいか、
授乳しなくてもおっぱいははってこない。



ところが最後に授乳して丸一日がたった頃。
おっぱいがおも〜くなってカチカチになってきた。
少しでもえーるに触られようものなら痛くて痛くてたまらない。


おっぱいで寝かしつけていないかわりに、私の上で寝る癖がある、えーる。
痛いのを我慢して、時には手でおっぱいをガードしながら夜を乗り切る。



だんなさんにおっぱいを卒業させることと、
少し寂しく思ってることを素直にメールすると。
『また妊婦になるから大丈夫だよ』…なんと的外れな。

次に妊娠して赤ちゃんが生まれても、
おっぱいをあげておっぱい飲むのはえーるじゃない。
もうえーるにおっぱいをあげることはないんだな〜と。
こんなに密着して濃厚なスキンシップは後にも先にもないだろうなぁ。


はってくるおっぱいを感じながら
あ〜えーるはまだ飲みたいって思ってるのかなぁ。
こっちの都合でごめんね。。。
なんて考えて心がざわざわする。


何の気無しにはじめてみたものの。
えーるもつらいだろうけど…。
本当につらいのは私の方だったことに今頃になって気がついた。
もう少し気持ちの整理ができてからの方がよかったな…。


何だか気がついてしまうと涙が止まらなくなった。
物悲しい夜のせいもあってとめどなく涙が頬を伝う。
隣ではえーるが詰まった鼻で呼吸をしながら苦しそうに咳をする。


…私はお母さんなんだから泣くのはやめなきゃ。
しっかりしなきゃ。


自分自身に言い聞かせて私も眠りにつく。


私の子離れ、第一歩。